玩具修理者
喫茶店での男女の会話から、女の幼い頃の思い出話が始まります...
どんな玩具でも直してくれる、年齢も性別も国籍も分からない謎の人物。
ただはっきりしているのは、どんな玩具でも直してくれるということ。
それは簡単な玩具だろうと、ゲーム機のような複雑なものでも、何でも。
直し方は一度バラバラにして、組立て直すというもの。
部品のひとつひとつ、接着剤で接合されているものも、基盤の部品もハンダゴテを使ってバラバラにするのです...
短編のホラー小説です。
会話形式で物語が進んでいくのですが、グッと引き込まれました。
恐ろしかったけど、読んでよかった。
そう思いました。
そして...
酔歩する男
こちらはSFホラーです。
量子力学、波動感、エントロピーの法則、シューリンガーの猫...
そんなワードが出てきます。
玩具修理者は、描写を想像して薄気味悪さを感じるのに対して、酔歩する男は、当たり前だと思っていた概念が揺らぐような、出口のない思考の迷路に入ってしまうような、底なしの不安感を感じました。
考えれば考えるほど怖い。
登場人物は3人
登場人物が少ない物語が、自分は好きです。
素晴らしい小説だと思いました。
没入しました。
後味の悪さが...最高です。
玩具修理者
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宮古島市立図書館で借りました。
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宮古島には、いろんな食事処がいっぱ〜いあります!どこにでもあるので、味も値段も想定内で安心の、マクドナルドや、モスバーガーにケンタッキー、大戸屋や、和風亭、24時間営業のファミリーレストランなんてのもありますが、やはり、その場所でしか味わえない食事をしてみたいものですよね〜。というわけで、…