台風到来の前日はとても良い天気でした。
しかし徐々に風が吹き始め、波はうねり始めているのが分かりました。
自分が宮古島に移住した直後の2003.9.10〜11
宮古島に甚大な被害をもたらした台風14号マエミー。
その14号マエミーに匹敵する勢力をもって宮古島に向かうマリアに備えようと、宮古島内のスーパーなどからはカップラーメン、レトルトカレー、飲料水、乾電池、ガムテープ、ネットなどが姿を消しました。
ちなみに14号マエミーが宮古島で記録した最大瞬間風速は74.1m/s(航空自衛隊宮古島分屯地で86.6m/sの参考記録あり)、最低気圧は912.0hPaというとんでもない数字が残っており、あの時は正直ヤバかったです。
あの時も台風の目に入ったんです。
しかしマリアは有難いことに宮古島に近づくと次第にその勢力を弱めて行きます。
宮古島最接近時には935hPa、時速10kmでジワジワと被害を拡大した14号マエミーとは違い、マリアは時速30kmで駆け抜けて行きました。
台風の目に入った!
この瞬間風はピタリと止み、セミが鳴き始め、空は明るく所々に空が見えました。
そして…
台風の目を出ると今度は強烈な吹き返しです。
これが怖い!
結局最大瞬間風速も下地島空港で観測された44.8m/sにとどまりましたが、それでも農家の方には大きな被害が出たようです。
うちの団地の向かいの棟では、もともと老朽化で崩れ始めていた外壁が大きく破損!
コンビニの看板は吹き飛んでとんでもないことに!
14号マエミーの時には自動車が何台もひっくり返され、船は打ち上げられ、風力発電の風車は倒壊、1900本とも言われる電柱の倒壊、破損、それに伴う長期間の停電という被害がありました。
マエミーの時の我が家の停電は確か3日間くらいだったと思いますが、地域によっては10日近く停電が続いたところもあったようです。
今回のマリアでは我が家の停電は5時間で、停電しなかった場所もありました。
地元新聞によると今回のマリアによる怪我人は2人で、お2人とも軽傷とのことで、備えがあれば最悪な事態は防げるのは幸いです。
台風シーズンはまだまだ続きます。
今回はこのような結果でしたが次回はまたどうなるかは分かりません。
相手は自然ですからね。
今回我が家での対策は、カップラーメン、飲料水、乾電池の購入、懐中電灯、ラジオの準備、強風に飛ばされると窓を割るので家の外に置いてあるものを全て家の中に避難(自転車や植木鉢も)、でした。
台風の勢力によっては避難所への早目の避難という判断も必要かも知れませんね。
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